STEP2 Breeding(繁殖)
(1)採卵
STEP1で述べたセッティングが完了したら,後は採卵するだけです.採卵法ですが,先ず透明で深さ4cm程の容器を準備して下さい.次にこの容器に川砂とピートモスを半々の割合で混ぜた用土を入れます.この時予め,用土に水を加え適度に湿らせておいて下さい.川砂はコオロギが掘り起こしても土が四方に飛ばないようにするための重石の様なもので,ピートモスは保水のためです.いずれも園芸店で手に入れることが可能です.産卵用土を入れた産卵カップが用意できたら,コオロギの飼育容器の中に入れてやります.この時,産卵カップにコオロギが這い上がれるように新聞紙や段ボール等を立てかけてあげて下さい.順調にいけばすぐにでも産卵は始まります.
注)
ヨーロッパイエコオロギは、卵が乾燥気味の方が孵化率が良いので、この種の場合は砂だけで結構です。
(2)孵化
産卵が直ぐにでも始まるようでしたら、なるべく1日くらいで産卵カップを取り上げ、蓋をしておきます。カップは直ぐに取り上げないと、いつまでたっても子供が孵ってしまう状況になり、バラツキがでてしまうので育成上好ましくありません。沢山孵したいという気持ちは、逆効果ですのでご注意下さい。
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蓋には、小さい穴を数箇所空けておく。 |
びっしりと産みつけられた卵。
注)あまり産ませ過ぎると酸欠で腐敗してしまうこともある
ので、ほどほどに。 |
管理できる温度が25℃以上あれば,15〜17日程で卵から孵ります.
孵化したばかりのコオロギ
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